日本最大級の仮想通貨取引所である「bitFlyer」が提供するbitFlyer Credit Cardは、日本初のビットコインが貯まるクレジットカードです。
仮想通貨に興味がある方や既に仮想通貨取引を経験している方であれば、そのメリットやデメリット、実際の使いやすさなどが気になるという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、bitFlyer Credit Cardの基本情報や申し込み方法、メリットやデメリットなどについて詳しく解説します。
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【bitFlyer Credit Card】の基本情報
bitFlyer Credit Cardは、日本最大級の仮想通貨取引所である「bitFlyer」が提供しているクレジットカードです。
お買い物をするだけでビットコインが自動的に貯まるという特徴があり、この機能を備えたクレジットカードはbitFlyer Credit Cardが日本ではじめてです。
ビットコインをはじめとした仮想通貨の取引は自己資金を投資する必要があり、リスクが付き物です。
しかし、bitFlyer Credit Cardであればリスクゼロでビットコインが貯まるため、仮想通貨に興味がある方や初心者の方にもおすすめできます。
bitFlyer Credit Cardの基本情報は以下の通りです。
| 年会費 | 永年無料 |
| ポイント還元率 | 0.5% |
| 国際ブランド | Mastercard |
| ショッピング利用可能枠 | 定めなし |
| キャッシング利用可能枠 | 10万円〜99万円（新規入会時：50万円上限） |
| ポイントの使い道 | ビットコイン |
| 会員ランク | 一般 |
| 付帯保険 | カード盗難紛失補償 |
| 締め日・支払い日 | 5日締め・当月27日払い |
| スマホ決済対応 | Apple Pay、Google Pay、QUICPay、楽天ペイ |
| 電子マネー/ QRコード決済連携 |
Suica、au PAY、nanaco |
| ETCカード発行 | なし |
年会費
bitFlyer Credit Cardは、年会費無料で利用できます。
一般クラスのクレジットカードは初年度無料で翌年から年会費がかかるケースが多いですが、bitFlyer Credit Cardは年会費が永年無料です。
クレジットカードを維持するためのコストがかからないため、クレジットカードを普段使わない方や緊急用として持っておきたい方に最適です。
また、お試し感覚で作れるため、クレジットカードを作ったことがない方や使用感を確かめたいと考えている方でも負担なしで利用できます。
ポイント還元率
bitFlyer Credit Cardのポイント還元率は常時0.5%です。
0.5%という数字は低く感じる方もいるかもしれません。しかし、一般的なクレジットカードは利用するシーンによってポイント還元率が変動するものが多く、固定されているものは少ないです。
常時0.5%は大きな強みであり、使う場所や店舗を気にすることなく、安定してポイントを貯めることができます。
また、ポイント還元率0.5%は一般的なクレジットカードの平均であるため、bitFlyer Credit Cardが他のクレジットカードに劣ることはありません。
年会費も無料のため、作っておいて損はないクレジットカードです。
付帯保険
bitFlyer Credit Cardには、カード盗難紛失補償が付帯しています。
これは、万が一クレジットカードが紛失・盗難にあった際に被害額の全額または一部を補償するものであり、届出を行った日から60日前までにあった被害が対象になります。
クレジットカードは店舗で提示、オンラインで番号を入力するだけで簡単に利用できるため、紛失や盗難があった場合は不正利用に発展するケースが多いです。
注意していれば防げることではありますが、万が一の際はしっかりとした補償があるため、安心してクレジットカードを利用できます。
キャッシング
bitFlyer Credit Cardには、10万円〜99万円のキャッシング枠が用意されており、入会時は50万円まで利用可能です。
キャッシングは任意のタイミングで現金の借入ができるサービスであり、緊急時や入用の際に役立ちます。
ただし、キャッシング枠が設けられているからといって、誰でも利用できるわけではありません。
キャッシング枠を利用するためには審査に通る必要があり、場合によってはサービス自体利用できないことも想定されます。
申込者の職業や収入、これまでのクレジットカードの実績や信用情報の内容によっては、希望の枠を得られない可能性があるため、注意が必要です。
限度額
bitFlyer Credit Cardには、明確な限度額が設定されていません。
クレジットカード申し込み時の審査で、職業や年収の安定性、これまでのクレジットカード利用実績、事故の有無などの信用情報を総合的に見て、利用者ごとに限度額が設定されます。
他のクレジットカード会社でも同様ですが、入会当初は利用者がどのような頻度でいくら使うかという判断ができないため、低い限度額で設定されるケースが多いです。
限度額は利用実績によって変動する傾向にあるため、支払いは遅れずに行い、継続して同じクレジットカードを使っていれば自然と限度額は上がっていくはずです。
【bitFlyer Credit Card】の申し込み方法
bitFlyer Credit Cardは、公式サイトから簡単に申し込みができます。
手続きをスムーズに進めるためにも、まずは以下の書類を準備しておきましょう。
- 本人確認書類（運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなどの顔写真付きのもの）
- 銀行口座確認書類（通帳やキャッシュカードなどの口座番号がわかるもの）
- 収入証明書（キャッシング枠を希望する場合）
書類を手元に用意したら、以下の流れでbitFlyer Credit Cardの申し込みを行います。
- 公式サイトにアクセスし、bitFlyerのアカウントおよび口座を開設する（ビットコイン管理用）
- 申し込みページを開く
- カードの種類を選ぶ
- 基本情報を入力（氏名、生年月日、住所、電話番号など）
- 職業や収入の情報を入力
- 引き落とし口座の設定
- 最終確認と利用規約への同意
- 審査結果が届く
- クレジットカードが自宅に郵送される
bitFlyer Credit Cardはビットコインを貯める性質上、ビットコインを管理するための口座が必要です。申し込みをする際は、bitFlyerの口座を開設してから行うようにしましょう。
審査結果は郵送で届くため、結果がわかるまで約1週間〜2週間ほどかかってしまいます。他のクレジットカードで見られるような即日発行はできないため、急いでいる方は注意が必要です。
実際のクレジットカードが自宅に届くまでも1週間〜2週間ほどかかるため、申し込みの際は余裕を持って行うことをおすすめします。
【bitFlyer Credit Card】のメリット
ここでは、bitFlyer Credit Cardのメリットを5つ紹介します。
ビットコインが自動で貯まる
bitFlyer Credit Card最大のメリットは、ビットコインが自動で貯まることです。
ビットコインは通常、取引所で日本円と交換しなければ得られませんが、bitFlyer Credit Cardであれば、普段のお買い物にクレジットカードを使うだけでビットコインを貯めることができます。
難しいチャートやレートを見て取引をする必要がないため、初心者の方や暗号資産について詳しくない方でも安心です。
貯めたビットコインはbitFlyerで売却することもできるため、興味がある方はぜひ取引してみてください。
年会費が永年無料
bitFlyer Credit Cardの年会費は永年無料です。
年会費が無料のクレジットカードは多くありますが、これは初年度に限ったものであり、2年目移行は年会費が発生するケースがほとんどです。
しかし、bitFlyer Credit Cardは何年持っていても無料であり、余計なコストがかかりません。
これは、頻繁にクレジットカードを使わない方や緊急用として1枚確保しておきたい方にとっては大きなメリットです。
ナンバーレスデザインがスタイリッシュ
bitFlyer Credit Cardは、ナンバーレスデザインを採用しています。
ナンバーレスデザインとは、カード表面にカード番号や有効期限、セキュリティコードなどの情報が一切印字されていないクレジットカードのことをいいます。
見た目がスタイリッシュなのはもちろんですが、ナンバーレスデザイン最大のメリットはそのセキュリティ性の高さです。
カード表面に何も印字されていないため、店舗で支払いをする際も外部からカード番号を盗み見される心配がありません。
貯まったビットコインは有効期限がない
bitFlyer Credit Cardで貯めたビットコインは、有効期限がないことが特徴です。
ビットコインはポイントやマイルとは異なり、暗号資産であるため、時間経過とともに失効することはありません。
使い忘れや交換漏れなどを心配する必要がなく、必要なだけビットコインを貯められます。また、ビットコインは売却もできるため、価値が上昇するまで保管しておくことという運用方法も可能です。
今後はビットコインの価値が上昇する可能性もあるため、bitFlyer Credit Cardで無理なく貯めておくことで、いずれ大きな利益につながるかもしれません。
スマホ決済に対応
bitFlyer Credit Cardは、Apple PayやQUICPayなどのスマホ決済に対応しています。
スマホ決済に対応している店舗で専用の端末にスマホをかざすだけで支払いができるため、お買い物がスムーズです。
使い方は非常に簡単で、スマホの決済用のアプリにクレジットカード情報を登録するだけですぐに使えます。
クレジットカード本体を持ち歩く必要がないため、紛失や盗難の心配がなく、安全にお買い物ができるようになります。
【bitFlyer Credit Card】のデメリット
ここでは、bitFlyer Credit Cardのデメリットを5つ紹介します。
国際ブランドがMastercardのみ
bitFlyer Credit Cardで選択できる国際ブランドはMastercardのみとなっており、場合によってはデメリットになります。
現在日本でのクレジットカードシェアはVISAが最も多く、ほとんどの店舗で支払いに対応しています。
Mastercardでの支払いに対応する店舗は増えていますが、対応していない店舗が一定数存在することは事実です。Mastercardのシェアは決して少なくはありませんが、VISAやJCBに比べるとどうしても劣ります。
一般的なお買い物で困ることはほとんどありませんが、申し込みをする前に普段使っているお店やサイトの対応状況を確認しておくことをおすすめします。
ポイントの使い道がビットコインのみ
bitFlyer Credit Cardで獲得したポイントは、1ポイント＝1円として自動的にビットコインに交換されます。
他のクレジットカードで見られるような、商品やギフト券への交換は一切できず、ポイントを使い分けたいと考えている方にとってはデメリットとなります。
bitFlyer Credit Cardはビットコインに特化したクレジットカードのため、ビットコインを貯めて運用したい方にはピッタリです。
しかし、獲得したポイントを任意のタイミングで好きな物と交換したいと考えている方であれば、他のクレジットカードを検討した方が良いかもしれません。
親や配偶者、子供にクレジットカードを持たせておきたいと考えている方にとっては大きなデメリットであり、
還元率が平均的
bitFlyer Credit Cardのポイント還元率は常時0.5%です。これは決して低くはありませんが、高いともいえない数字です。
一般的なクレジットカードのポイント還元率は平均0.5%といわれているため、bitFlyer Credit Cardの還元率は良くも悪くも普通といえます。
常時0.5%のため、安定してビットコインを獲得できるメリットはありますが、キャンペーンや特典によるプラス要素がないため、人によってはデメリットと感じるかもしれません。
付帯保険が少ない
bitFlyer Credit Cardには、カード紛失盗難補償しか付帯していません。
同じランク帯のクレジットカードであれば、最低でもショッピング補償がついている場合が多く、カードによっては海外旅行傷害保険まで付帯しているものもあります。
それに比べbitFlyer Credit Cardの付帯保険は乏しく、何かあった時の補償を重視する方にとっては大きなデメリットになります。
ビットコインの価値が不安定
ビットコインの価値は日々変動するため、基本的に安定していません。
1ビットコイン＝300万円の時もあれば700万円を超える時もあり、売却タイミングが見極めづらい特徴があります。
これはbitFlyer Credit Cardで得たビットコインにもいえることであり、レートが日々変動しているため、貯まったビットコインの価値も不安定になります。
ビットコインを貯めて売却しようと考えている方であれば、レートの変化には注意しなければなりません。
【bitFlyer Credit Card】は全部で2種類！それぞれの特徴を紹介
bitFlyerが提供するクレジットカードは「bitFlyer Credit Card」と「bitFlyer Platinum Card」の2種類です。
ここでは、それぞれのクレジットカードの特徴を紹介します。
bitFlyer Credit Card
bitFlyer Credit Cardは年会費が永年無料の最もスタンダードなクレジットカードです。
利用金額に応じてビットコインが自動で獲得できることが特徴であり、常時0.5%のポイントが還元されます。
獲得したポイントは、1ポイント＝1円でビットコインに自動で移行され、有効期限もないため、好きなだけ貯められます。
機能性も非常にシンプルのため、暗号資産に興味がある方や初心者の方にも使いやすいクレジットカードです。
bitFlyer Platinum Card
bitFlyer Platinum Cardは、bitFlyer Credit Cardの上位版であり、常時1.0%のポイントが還元される特徴があります。
年会費は16,500円（初年度無料）と高いですが、bitFlyer Credit Cardにはなかったショッピング保険や旅行損害保険が付帯しており、より安心感のあるクレジットカードになっています。
ポイント還元率が高いため、効率的にビットコインを貯めたいと考えている方に最適です。
【bitFlyer Credit Card】に関するよくある疑問をQ＆Aで紹介
最後に、bitFlyer Credit Cardの気になる疑問をQ&A形式で紹介します。
限度額はいくら？
bitFlyer Credit Cardには、明確な限度額が設定されていません。
審査の結果を基に限度額が利用者ごとに設定されるため、50万円の人もいれば、200万円の人もいます。
職業や収入、これまでのクレジットカード利用実績などの信用情報が影響するため、全員が同じ限度額になることはありません。
ビットコインはいつ付与される？
bitFlyer Credit Cardで得られるビットコインは、請求金額が確定した後に付与されます。
具体的には、当月の締め日で確定した利用金額分のビットコインを当月末に付与します。
ビットコインが貯まるクレジットカードは他にある？
国内で発行されているクレジットカードでビットコインが貯められるのは、現状bitFlyer Credit Cardのみです。
海外であればビットコインが貯められるクレジットカードが複数ありますが、日本国内に住んでいる以上は利用できません。
クレジットカードの利用でビットコインを貯めたいのであれば、bitFlyer Credit Cardが最適です。
クレジットカードで仮想通貨は買える？
ビットコインをはじめとした仮想通貨は、クレジットカードで購入することができません。
以前はbitFlyerを含めた国内の取引所でクレジットカードを利用した仮想通貨の購入は可能でしたが、ギャンブル感覚で取引する人が増えたことによって、現在では廃止になっています。
ビットコインで支払いはできる？
店舗は限定されていますが、ビットコインで支払うことは可能です。
ビットコインに対応している店舗は以下の通りです。
- コストコ
- ビックカメラ
- ヤマダ電機
- 湘南美容クリニック
- HIS
- ビットコインモール
- ゲソてん など
ビットコインの支払いに対応する店舗は年々増加しているため、今後も増える可能性が高いです。
まとめ
bitFlyer Credit Cardは、ビットコインに特化したクレジットカードであり、普段のお買い物に利用するだけで効率的にビットコインを貯められます。
ポイント還元率は0.5％と平均的ですが、どこで利用しても変動することはないため、安定してポイントが獲得できます。
また、ビットコインには有効期限がないため、使い忘れや交換漏れの心配がなく、必要なだけ貯めて売却することも可能です。
ビットコインに興味がある方や既に取引している方は、ぜひbitFlyer Credit Cardを検討してみてください。
※情報は2023年7月14日（公開日）時点のものです。
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