家計簿アプリは、節約や資産管理を行う上で欠かせないツールです。
家計簿アプリの利用を検討している人の中には「色々な家計簿アプリがあるから、どれを使えば良いのか分からない」こんな疑問があるのではないでしょうか。
そこで本記事では、2024年の最新おすすめ家計簿アプリや選び方を紹介します。初心者から上級者まで使いやすいアプリを厳選しましたので、ぜひ参考にしてください。
そもそも家計簿アプリとは?
家計簿アプリとは、スマートフォンやパソコンを使って、収入や支出を記録し管理するためのアプリのことです。
従来の紙の手帳と比べて、入力の手軽さやデータ分析機能の充実、複数端末での同期など、多くのメリットがあります。近年では、銀行口座やクレジットカードとの連携機能が充実し、自動で取引情報を取得できるアプリも増えています。
家計簿アプリの歴史は古く、1990年代後半にはパソコン向けのソフトが登場していました。しかし、スマートフォンが普及し始めた2010年代以降、手軽に利用できるスマホアプリが爆発的に増えています。
家計簿アプリの利用者は年々増加しており、高い人気を誇る「マネーフォワードME」では、サービス利用者が1,500万人を突破したという結果も出ています。これは、家計管理の重要性に対する意識の高まりや、アプリの機能向上、使いやすさの向上などが要因と考えられるでしょう。
家計簿アプリの選び方
現在、リリースされている家計簿アプリの数は非常に多いです。ここでは、数ある家計簿アプリの中から、自分に合ったアプリを選ぶための方法を解説します。
- 無料で使えるアプリか
- 自動連携機能の有無
- グラフや分析機能の充実度
- 複数端末での同期・共有機能
- セキュリティ対策は万全か
- ユーザーインターフェースの使いやすさ
無料で使えるアプリか
家計簿アプリは、無料版と有料版があります。無料版でも基本的な機能は十分に使える場合が多いですが、有料版では広告が表示されない、機能が充実している、データの保存期間が長いなどのメリットがあります。無料版で試してみて、必要に応じて有料版にアップグレードするのも良いでしょう。
複数のアプリを試して、無料でどこまでできるのか、有料にするとどの機能が追加されるのかを確認しましょう。
自動連携機能の有無
自動連携機能は、銀行口座やクレジットカードの情報を自動で取得し、家計簿に記録してくれる機能です。この機能があれば、手動で入力する手間が省け、入力忘れを防ぐことができます。自動連携機能の有無は、アプリを選ぶ上で重要なポイントです。また、自動で取引情報を取得することで、より正確な家計簿をつけることができます。
ただし、自動連携機能を利用するには、アプリと銀行口座やクレジットカードを連携させる必要があります。連携する際には、セキュリティ対策が万全なアプリを選ぶことが重要です。
グラフや分析機能の充実度
家計簿アプリには、支出をグラフ化したり、分析したりできる機能があります。グラフや分析機能が充実しているアプリは、自分の支出状況を可視化し、無駄な支出を減らすのに役立ちます。
例えば、支出をカテゴリ別に分析することで、どのカテゴリに最も支出が多いのか、どのカテゴリに無駄な支出が多いのかを把握することができます。また、支出を月別に分析することで、季節ごとの支出の変化を把握することができます。
グラフ機能は無料で使えるアプリもあれば、有料会員限定の場合もあります。グラフ機能が無料か有料かも、家計簿アプリを選ぶ一つの選び方です。
複数端末での同期・共有機能
複数端末での同期・共有機能は、スマートフォン、パソコンなど複数の端末で家計簿を同期して使える機能です。外出先でも家計簿の確認や入力ができるので、便利です。
例えば、自宅ではパソコンで家計簿を入力し、外出先ではスマートフォンで家計簿を確認することができます。また、家族で家計簿を共有することで、お互いの支出状況を把握し、家計の管理を効率的に行うことが可能です。
家族で家計簿を共有したい場合、複数端末での同期・共有が可能かを確認しましょう。
セキュリティ対策は万全か
家計簿アプリには、銀行口座やクレジットカードの情報など、個人情報を取り扱うものもあります。そのため、セキュリティ対策が万全なアプリを選ぶことが重要です。アプリの利用規約やプライバシーポリシーをよく確認しましょう。
セキュリティ対策が不十分なアプリは、個人情報が漏洩するリスクがあります。
また、アプリの開発会社が信頼できるかどうかも確認しましょう。信頼できる会社が開発したアプリは、セキュリティ対策がしっかりしている可能性が高いためです。
ユーザーインターフェースの使いやすさ
家計簿アプリは、毎日使うものなので使いやすいインターフェースであることが重要です。操作がわかりやすく、入力しやすいアプリを選びましょう。
操作がわかりやすく、入力しやすいアプリを選ぶことで、家計簿アプリを継続的に利用することができます。
アプリを選ぶ際には、実際にアプリを操作してみて、使いやすさを確認しましょう。さまざまなアプリを比較してみて、自分が使いやすいと感じるアプリがおすすめです。
家計簿アプリおすすめ7選
ここからは、当サイトが選んだ家計簿アプリのおすすめを7つ紹介します。
どのアプリも使いやすいものを厳選しているので、使いたいアプリを迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
- マネーフォワード ME
- Zaim
- OsidOri
- Moneytree
- Dr.Wallet
- おカネレコ
- 毎日家計簿
マネーフォワード ME
マネーフォワード MEは、家計簿アプリの中でも代表的なアプリです。
自動連携機能が充実していることが特徴で、クレジットカードや銀行口座、電子マネーなどを自動で取り込めます。毎日のお金の出入りを自動で見える化したい人におすすめです。
さらに、AIによる自動分類で、手入力の手間が省ける点もメリット。「手入力はしんどい」「毎日の入力をほぼ自動化したい」という人に向いています。
ウェブとアプリの両方で利用可能で、無料版では広告が表示されます。有料版に登録することで、連携できる口座数や資産推移グラフなどが確認可能です。
Zaim
Zaimは、シンプルで直感的なUIが特徴で手入力が簡単にできる家計簿アプリ。現金派の人にうれしいレシートを取るだけで入力される機能も実装されています。
また、Zaimには家計改善がはかどる便利機能が充実していることも特徴です。毎月払っているサブスク、定額サービスのチェック機能や、みんなの家計改善アイデア集など、家計改善に関する情報を多数チェックできます。
予算管理や家計改善をしっかりやりたい人におすすめのアプリです。
OsidOri
OsidOriは「夫婦で一緒に、お金をカンタン管理」がキャッチコピーの家計簿アプリ。夫婦での共有機能が便利で、自分用と夫婦用の複数の家計簿を管理できます。
1つのアプリで複数の家計簿が確認できるため、自分と家族のお金の動きを見える化できることが特徴です。
もちろん、銀行口座やクレジットカード、電子マネーなどの自動連携にも対応しています。夫婦やカップル、家族間でお金の管理を行いたい人におすすめのアプリです。
Moneytree
Moneytreeは、マネーツリー株式会社が運営している家計簿アプリ。銀行口座やクレジットカードなどの自動連携も可能です。Moneytreeの魅力は、無料利用でも広告が表示されないところ。
無料でも50社まで金融サービスを登録可能だったり、データの一括更新が可能だったりと、無料利用での機能が充実しています。
有料会員登録をすれば、月次レポートや契約しているサブスク一覧を確認できます。無料で家計簿アプリを始めてみたい、多くの機能を使いたい人におすすめです。
家計簿 Dr.Wallet
Dr.Walletはレシート読み取り機能の精度99.98%と、レシート読み取り機能に特化した家計簿アプリです。
レシートの読み取りは自動ではなく、目視・手入力を行っているため、このような高い正確性を誇っています。また、自動カテゴリ分類機能も便利で、これまでの分類方法を分析して、自動的にカテゴリの判別も実施可能です。
「普段のレシートを整理できない……。」こんな人におすすめの家計簿アプリです。
おカネレコ
おカネレコは、累計利用者数500万人超えの家計簿アプリです。かわいいキャラクターが魅力的で、手軽に始められる点がメリットとなっています。
手入力の方法が非常に簡単で、家計簿アプリに慣れていない人でもスムーズに入力できます。
手入力の機能が充実している一方、無料プランでは手入力のみとなっています。そのため、カメラでのレシート読み取りや、データバックアップなどを利用したい場合は有料会員に登録しなければいけません。
「まずは、簡単に家計簿アプリを使ってみたい」このような人におすすめの家計簿アプリです。
毎日家計簿
毎日家計簿は、日々の家計簿から、生涯に渡る家計の見直しまで、皆様の家計の管理や改善を支援してくれる家計簿アプリです。
毎日家計簿の特徴は、日々家計簿を付けやすいよう、使いやすいアプリデザインになっている点です。資産の一元管理はもちろん、口座残高やお金の流れを簡単に把握できます。また、外貨口座にも対応しているため、外貨資産を管理したい人にもおすすめです。
毎日手入力で、家計簿アプリを管理したい人は、ぜひインストールしてみてください。
家計簿アプリのメリット
家計簿アプリを使用するメリットは、手書きの家計簿よりも便利であるということが大きいでしょう。
ここでは、家計簿アプリのメリットをそれぞれ深堀って紹介します。
自動計算・連携機能で手間が省ける
家計簿アプリの中には、自動計算・連携機能を搭載しているものがあります。自動計算・連携機能があれば、入力した金額を自動で合計したり、予算との差額を計算したりすることができます。
また、口座情報やクレジットカードと紐づけることで、毎日の収入・支出を自動で管理可能です。
自動計算・連携機能を搭載している家計簿アプリを利用すれば、入力の手間を削減することができます。そのため、家計簿アプリを継続的に利用しやすくなるでしょう。
どこでも手軽に入力できる
家計簿アプリは、スマートフォンやパソコンがあれば、いつでもどこでも手軽に入力できます。レジで支払いを済ませた後に、すぐにアプリで記録できるので、入力忘れを防ぐことができます。
家計簿の場合、紙にペンで記帳しないといけないため、アプリを使うことで手軽に入力できるようになるでしょう。
「家計簿を付けていたことがあるけど、長続きしなかった」という人は、ぜひ家計簿アプリを試してみてください。
家族やパートナーと共有できる
家計簿アプリの中には、家族やパートナーと共有できる機能があるものがあります。共同で家計簿をつけることで、お互いの支出状況を把握し、家計の管理を効率的に行うことができます。
例えば、夫婦で共同の家計簿をつけることで、お互いの支出状況を把握し、家計の管理を効率的に行うことが可能です。また、家族と共同で家計簿をつけることで、子どもの教育費や老後の資金計画などを話し合うことができます。
収支分析が簡単にできる
家計簿アプリは、支出をグラフ化したり、分析したりすることができます。自分の支出状況を可視化することで、無駄な支出を減らせるでしょう。
例えば、支出をカテゴリ別に分析することで、どのカテゴリに最も支出が多いのか、どのカテゴリに無駄な支出が多いのかを把握することが可能です。また、支出を月別に分析することで、季節ごとの支出の変化を把握することができます。
家計簿アプリのデメリット
手軽に家計簿を付けられる家計簿アプリですが、いくつかデメリットも存在します。
まず、家計簿アプリのデメリットとして挙げられるのがセキュリティのリスクです。家計簿アプリには、自動連携機能のある家計簿アプリには、口座情報などの重要な個人情報を登録します。そのため、アプリ側で情報漏洩の事故があると、自分の個人情報が流出してしまう恐れがあります。
また、家計簿アプリにも手書きの家計簿同様に、継続するのが難しいという点があります。いくら自動化やレシート読み取り機能で便利になったとはいえ、お金の管理をするためには継続して利用することが大切です。そのため、家計簿アプリにも習慣化するまで大変というデメリットがあります。
▼詳しいデメリットに関してはこちら
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家計簿アプリを続けるコツ
「家計簿アプリを始めたいけど、続けられるか心配」このような人も多いのではないでしょうか。家計簿アプリで収支やお金の管理を行うには、継続して記録することが大切です。
下記3つを意識することで、家計簿アプリを継続しやすくなるでしょう。
- 毎日の入力を習慣化する
- 家族で共有しお金の話し合いに活用する
- 定期的に支出を見直し改善につなげる
毎日の入力を習慣化する
家計簿アプリを効果的に活用するためには、毎日の入力を習慣化することが重要です。毎日入力することで、自分の支出状況を把握し、無駄な支出を減らすことができます。
毎日の入力を習慣化するためには、以下の方法が有効です。
- 毎朝、起床後に家計簿アプリを開く
- 支払いを済ませた後、すぐに家計簿アプリで記録する
- 家計簿アプリの通知機能を利用する
- 家計簿アプリを継続することを目標に設定する
- スマホの目立つところにアプリを置いておく
毎日の入力を習慣化することで、家計簿アプリを効果的に活用することができます。
家族で共有しお金の話し合いに活用する
家族で共有できる家計簿アプリを利用することで、家族全員で支出状況を把握し、お金の話を共有することができます。家族で話し合い、無駄な支出を減らす方法を検討しましょう。
例えば、家族で話し合い、食費や光熱費などの予算を決めることができます。また、子どもの教育費や老後の資金計画などを話し合うことができます。
一人で継続するのが難しい場合、家族や友達と一緒にやってみるのもおすすめです。
定期的に支出を見直し改善につなげる
家計簿アプリで記録した支出を定期的に見直し、改善につなげることが重要です。無駄な支出を減らす方法や、貯蓄を増やす方法などを検討しましょう。
定期的に支出を見直すことで、無駄な支出を減らすことができます。また、貯蓄を増やす方法などを検討することができます。
例えば「毎月のサブスクは〇〇円かかっている」「毎月の食費が多すぎるかな?」このように、家計簿アプリを使ってお金の使い方を振り返りましょう。
まとめ
家計簿アプリは、家計管理を効率的に行うための便利なツールです。自分に合ったアプリを選び、積極的に活用することで、家計の改善に役立ちます。
家計簿アプリを活用することで、家計の状況を把握し、無駄な支出を減らし、貯蓄を増やすことが可能です。
家計簿アプリを検討している人はぜひこの記事を参考に、家計簿アプリを使って家計の改善を行いましょう。
※情報は2024年07月19日(公開日)時点のものです。